いばらき地酒ソムリエに♪

2021/12/01

茨城県水戸市

とある方から「いばらき地酒ソムリエ」という資格があるらしいですよ、との情報を仕入れたうちの親父殿。
最初は息子である私に偵察に行くよう指令を出していたのですが、結局は一緒に二人で受験してみることになりました。



「いばらき地酒ソムリエ」という資格は茨城県の地酒の魅力を広める人を育てようと令和元年に茨城県によって創設された制度で、日本酒の作り方や歴史、茨城県の酒蔵や酒の銘柄について出題された問題にマークシート方式で回答するテストが行われ、その結果によって認定される資格なんだそうです。

今回は水戸市にあるフェリベールサンシャインにある会議室が試験会場として設置され、100人以上の受験生が問題に挑みました。



おそらくは半世紀以上ぶりになるであろう「試験」に親父殿もかなり緊張したご様子。過去の試験問題はこちらで確認することができましたので、試験までに二人でせっせと試験勉強はしてきたものの、この受験独特の雰囲気はなかなかにドキドキさせられるものがあります!

「茨城地酒ガイドブック」なるテキストをめくる人、赤本くらいありそうな分厚い本をめくって何かをノートに書き留めている人、目をつむって静かに瞑想している人、スマホで何かを調べている…いや、あれはゲームかな!?余裕だな。。。なんて人も。
酒関係の問屋さんの営業さんやおそらく飲食店の方などもいましたが、ほとんどの方は酒関係の仕事とかではなさそうな方々。いったいどこでこの資格について知ったのかわかりませんが、茨城の地酒の熱心なファンであることには間違いないでしょう、この光景だけでもちょっとうれしくなってしまいます。


久しぶりに聞く試験開始の合図とともに問題用紙をめくります。過去問題を2年分しっかりやってきた甲斐もあって、なんとか次々と答案のマークシートを埋めていくことができました。酒造好適米についてや和らぎ水、麹や酵母、製造工程など日本酒についての知識のほか、関東鉄道が運行している日本酒列車のことや、常陸杜氏制度について…など、様々な問題が出題された試験は1時間で終わり、結果は郵送にて後日送られてきました。

 

結果は無事に二人とも合格でした。
茨城県から認定証と、地酒ソムリエの名刺が200枚、ピンバッジなどが送られてきます。試験の受験料は無料だったことを考えるとびっくりのご褒美ですね。
「この試験をきっかけに茨城県の地酒にもっともっと興味を持ってもらって、さらにたくさんの人たちに地酒を勧めて行ってくれよ!」という茨城県庁からの熱い気持ちが伝わってくるようです。

茨城県ではHP上にてこれまでの過去問題(こちら)を公開してくれています。
資格を取らずとも、単純にこの過去問題を解くだけでも茨城県の酒蔵や銘柄、日本酒の作り方や歴史、おいしい味わい方や飲み方など様々な知識を得ることができます。


何も知らないで飲んでももちろん楽しい酒の時間となることは間違いないでしょうが、知識を得たうえで飲みながら酒蔵の人たちの努力や先人たちの苦労に思いを馳せたり、自分なりに選んだこだわりの一品を持つこともまた楽しい酒ライフに彩りを添えてくれること間違いないのではないでしょうか。

せっかく酒飲みを趣味にしているのならば、ウンチクの一つも語れなきゃ、ですよね♪

 

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