アキレス腱断裂その5

2021/04/01

4月1日
いつもの整形外科の先生ではなく、形成の先生の診察をうける。植皮や皮弁の手術の可能性について説明を受ける。手術は嫌だけど、早く復帰できるならそちらを選ぶべきなのか。
その後、整形の先生も様子を見に来てくれたので、前回は黄色ブドウ球菌に感染していたということだったが今回はなんだったのかフト気になって尋ねてみたら、まだ結果待ちなんだとか。
もう10日近くたっているのに?

4月5日
回診の際、先生との会話の中で退院を仄めかすような雰囲気があった。皮膚の回復もいい感じらしい。
更に手術することにはならずにすむのかと思いきや早期回復を目指す上では皮膚の移植という選択肢もまだ検討の範疇らしい。
要は俺の身体が自力でじゃんじゃん皮膚を作り出して治ってくれればそんな選択肢は無くなるということだろうか。
右足口に「頑張れ~」と念を送る。
この日、1日3回行っていた抗生剤の点滴が終了した。

4月7日
相変わらず形成の先生は植皮で上手くいきそうだと言ってくれている。整形の先生も植皮の方向で傾いてきているのか「植皮をしたあとはしばらく安静に~」的な話も出てきている。
傷口の悪くなっているという黒っぽい部分はほとんど無くなって、赤っぽい部分と白っぽい部分だけとなる。サーロインステーキみたい。
焼肉食いてえなぁ。焼肉とビール。
リハビリ頑張ったおかげで、この日90度直立に成功する。

4月13日
形成の先生と整形の先生に診察を受けて、植皮の方向でやっていこうという話をされる。
手術は19日だとか。
5日で処置が終わって、1週間様子をみたのに。
手術までまた1週間も待って、さらに植皮したら10日くらいは固定して安静にするのだとか。固定するってことはまた足首のリハビリも最初から?

後どれだけかかるのか。
どれだけ周りに迷惑かければいいのか。

「このくらいで終わるんじゃないか」と思っていても、日に日にゴールが離れていく感覚。

4月15日
植皮の後は定着するまで10日程度は動かせなくなると聞いたので、それまでになるべく筋肉や足首周りの柔軟性をつけておきたいと思い(その方が動かせる様になってからの復帰が早いのではないかと思い)更にリハビリに精を出した為か、90度直立で片足に全荷重かけても問題なく立てるようになる。調子が良いときは90度よりも更に少しだけ前に足を傾けることができるように。
やろうと思えば松葉杖無しでも歩くことはできるが、無しだと突っ張りや痛みの少ないように身体が逃げてしまって足を外旋させたような(いわゆるビッコをひいた)フォームになってしまい、ちゃんとした歩き方にはならない。
あまり変な歩き方を続けると、骨盤がゆがんでしまってあちこちに痛みなどが生じることもあるのだとか。
杖を使って荷重をコントロールしながら「正しい」フォームを意識しながら歩く。


4月19日
植皮手術の日。
普段魚のメニューが多い病院食なのに、俺が手術で食べられない
(麻酔をする手術の前は食事をとることができないため)こんな日に限って昼は豚生姜焼き、夜は天ぷら。ついてない。食べたかったなぁ。
11時35分、いつものように手術室に入り、いつものように全身麻酔が効いていく。
気がつくと14時00分。若干の喉の痛みと、麻酔が抜け切らない怠さが少し辛く、意識的に眠って過ごした。

4月20日
この日の夕方まで抗生剤などの点滴が行われたが、それもこの日で終了。
あとは皮膚がくっつくのをひたすら安静にして待つばかりなのだとか。
退屈な日々がまた始まりますな。
カカト部分には動かさない様に固定するシーネが取り付けられ、施術箇所にはガーゼの様なものがお団子状になって糸で固定されている。
植皮したものをこれで押さえているのだろう。

4月24日
26日くらいに外すと言われていた、施術箇所のお団子状のガーゼを固定していた糸を切り、お団子を外す。
植皮したところは7~8箇所小さな穴が空いていて、そこからうっすらと血が滲み出ている。血が内部で溜まってしまわない様になっているのだそうだ。
今度は普通にガーゼで覆い、シーネで再び固定する。
まだ動かしたり足をついてしまうと皮がずれてしまうので安静にとは言われたが、状態は良いのだそうだ。
今度こそ。

4月27日
血液検査の結果肝臓の数値が高いとの事でCTと腹部エコーを受けることになる。
なんだなんだぁ?今度は肝臓がんか?などと心配してみるが、おいおい10月から入院生活なんかで酒量は全然少ないはずだぞ?
結果、特に問題はないとの診断。
検査の為に昼メシ食い損ねただけ。
ただ、CT撮影する際に飲んだ造影剤の感覚はきもちわるかったな。

4月28日
足首の動きを固定する為のシーネを除去し、包帯での固定となる。
足をついてはいけないが、少しずつ動かしていってもいいそうだ。
植皮のための皮膚を取った、太ももの付け根の部分も抜糸。
少しずつ退院に向けて動きが出てきたか。

5月7日
荷重許可がでる。
「動かしていい」と指示があってから足首回すような動きなど痛みの出ない範囲で頻繁に行っていたので、早速90度直立くらいはできる。
松葉杖を使ってウォーキングの練習を行った。90度以上背屈させるとカカトの外側に少し張ったような痛みがある。
少しずつだ。少しずつ。

5月10日
退院となる。
会計は7万2000円くらい。松葉杖をレンタルして家でリハビリに励む。

5月13日
夕方くるぶしの外側が浮腫んで腫れているのに気がついた。痛みはさほどない。
午前中からソフトバンクに行ったりして横になっていなかったから?
それとも…

5月18日
くるぶし外側の腫れは安静にして挙上しておいたところ引いた。
診察があり、形成の先生からは風呂に入ってよいと許可が出た。まだガーゼには少し体液が付着するのでなんとなく風呂は心配。結局シャワーのみでまだしばらく生活することにした。
ただ、植皮した部分との間はだいぶ溝が無くなって滑らかになってきた。

5月25日
診察。ガーゼにシミ出しがありプール許可は出ず。松葉杖を返却。

5月31日
若干シミ出しが認められるもののプール許可がでる。プールでのウォーキングを開始する。陸上ではまだかなりビッコをひいてしまう。

6月15日
プールでのウォーキングの成果もあり、ゆっくりなら周りにわからないくらい歩くことができるようになった。シミ出しは4~5日に1度あるかないか。たまに割れているということかな?


7月3日
シミ出しはほとんどなくなる。毎朝アキレス腱が突っ張って歩きにくい。朝ラジオ体操などで軽く動かしてやると、温まって伸びるのかだんだん動きがよくなる。

プールで歩いた後に泳いだりもするのだが、泳いだ後は足首をずっと背屈(つま先を伸ばしている状態)したままになっているせいで必ず動きが悪くなる。泳いだ後に100メートルほどプール内歩行すると、動きはよくなる。

8月1日
ついに300メートルほどジョギングに成功。ジョギングとはいっても、スピードは歩いている人とさして変わりはないのだが。
300メートルほど行ったあたりで痛みがあったので中断する。
それでも、ちゃんとアキレス腱を使って足をけりだすことができている。
それだけで幸せだ。

9月19日
近くに「成沢トレイル」というハイキングコースがあるので行ってみる。
登りは多少突っ張って、少しだけ痛みを感じることもあったが、無事に3キロほどのコースを歩ききる。

 

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