暮れの宝篋山

2018/12/30

茨城県つくば市

2018年も間もなく終わろうという12月30日。

今年はなかなかチャンスを逃していて、数えるほどしか山に行っていなかったのですが、店のほうは配達が立て込むであろう夕方までに帰ってくればよいと親父殿から許しを得、家のほうは丸一日自由にしてよいとのお墨付きを嫁様から頂きまして、近場でどこか登れないかと迷った挙句に行ってきました、宝篋山(ほうきょうさん)!



今回は娘殿が「行きたい!」というので、同伴で行ってまいりました。
小学一年生ながら、これまで筑波山のおたつ石コースを何度も登ってきた「強者」です、見てください、この堂々たる仁王立ち!!

写真の通り雲一つない青空に恵まれ、絶好の登山日和になりました。


実はこの宝篋山は自分が登山を始めて二番目に登った思い出深い山。
本当は少し長めの常願寺コースにトライしたり、小田城コースからゆっくり登るのもいいかも、検討していたのですが、娘と一緒ということや帰り時間を気にしながらの登山となる為、前回と同じく極楽寺コースを選択。





ここは沢沿いのルートで、いい感じに開けた林の中を流れる沢や、小さな滝を楽しみながら登れて、急登や危険個所もほとんどないので、子供連れでも楽しく安全な登山が楽しめます。
登山道も数年前に登った時よりさらに安全なルートが整備されており、幼稚園児~小学校低学年くらいの子供たちのパーティーも元気いっぱい山頂を目指していました。

 

奇岩や滝などの見どころには看板が設置されており、登る人たちを飽きさせないように工夫されています。登山したての頃なんかはついつい足元だけに意識がいってしまい、視野が狭くなって、辛い登りの思い出しか残らない、なんてことがよくあるかと思いますが、こんな工夫があると気がまぎれて周りを見る余裕ができるし、足を止めて休憩するきっかけにもなりますから、私のような子連れや登山が初めての方なんかにはありがたいかも。



晴れていれば、遠くに富士山を確認することができます。
写真中央に雪をかぶった富士山があるのがわかるでしょうか?

写真や映像で何度見ていたからといって、やはり自分の足で登って、自分の目で見る富士山の姿は、何度見ても感動させられるものです。

小学一年生の足でも約2時間ほどで山頂へ到着です。







山頂からの景色は、上の写真のように筑波山が壮大に見えるだけでなく、麓がほぼ全方向にわたって見渡せる素晴らしいものです。
個人的には筑波山の女体山頂からの眺望よりも好きな景色です。
何枚か写真にとってはみたものの、後々見直してみればどれもその素晴らしさが伝わりにくいものでしたので、ここで紹介はしません。

もちろん私の写真撮影の技術や機材の問題はあろうかと思いますが、いつも山に行って写真を撮影して思うのは

「この感じ、どんな写真家が撮影しても伝わんねぇだろーなー」

ってこと。


宝篋山、是非一度登って、あの景色を体験してみてはいかがでしょうか。



    ・   ・   ・   ・   ・



帰ってから、母上殿に土産話をしている際、娘に

「あの景色、すんごかったよな!?」

と、話を振ったところ



「景色?そんなの見てなかったよ!」



…だそうで。




まだまだ小1じゃあ、プレゼンが下手だなぁ♪
(そもそも問題はソコではないことに気づいていない父であった。)




 

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