純米吟醸 愛醸一献

茨城県 磯蔵酒造
茨城県笠間市は北西部に八溝山系が連なり、南西部には愛宕山と緑あふれる山々に囲まれて古くから「稲の郷(里)」と呼ばれ、稲作が盛んでした。
また、蔵のある笠間市稲田は石切山脈と呼ばれる日本でも最大級の花崗岩(御影石)の産地。その花崗岩には水を濾過する作用があるといいます。
その良質の水と米に着目した酒蔵初代「磯 良右衛門」が江戸末期より酒造りを開始、やがて明治時代には「稲里」を酒名に「磯酒造店」を開業しました。
現在の蔵主は五代目の磯 貴太氏です。蔵主就任後に名前を屋号として地元ではなじみのあった「磯蔵」に変更。酒のラベルも書家幸義明氏によるデザインに変えて、飲めない人でもほしくなるデザインを目指しました。
「酒造りは一期一会の積み重ね」とのモットーのもと人とのかかわりあいを大切にし、毎年4月には酒蔵の敷地を開放して「ちょっ蔵新酒を祝う会」を開催。
さらに直接お客さんと触れあえる移動式の日本酒バー「ちょっ蔵」を考案し、麻布十番納涼祭や笠間の祭、各地で行われている野外フェスなどに参加しています。
2001年(平成13年)より、「顔の見える酒造り」を提唱し、全量笠間産米による酒造りを目指して地元農家との契約栽培や酒蔵スタッフの稲作技術習得のための学習などにも取り組み、磯蔵 の酒造りの原点である「地産地消」の考えのもと、こだわりの酒造りが行われています。
純米吟醸 愛醸一献
720ml ¥1,219(税抜)
茨城県内で『定番の地酒』として広く親しまれている磯蔵酒造には、これまでは蔵主のこだわりで純米吟醸の名称を冠したお酒はありませんでしたが、磯蔵酒蔵の名物営業ミヤタさんの初の企画として、様々な現場から頂戴したお声を基に今までの磯蔵のラインナップとは見た目も味もひと味違ったお酒を目指し、米作り農家さんに始まり酒造りに関わった全ての人々の愛情で我が娘のように大事に育てられたお酒です。
地元産のひたち錦を贅沢に磨き込み、茨城県産「10号酵母」と香りが特徴的な「ひたち酵母」のブレンドにて低温長期発酵させた純米吟醸酒を一夏酒蔵内で静かに寝かせました、華やかながらもおちついた優しい香りと、苦・渋・酸の調和のとれた味わいです。旬の味覚と共にゆったりとお楽しみください。